時間が経過すると記憶があいまいになり、相手と事故の原因や状況などについて意見が分かれ、示談交渉が難航することがあります。事故が起きたその場所で、お互いに状況を確認し合いましょう。
できれば、事故現場の写真(衝突した場所やクルマの箇所など)を撮ったり、相手と確認した内容をメモし、相手の署名をもらっておくことができると、後日の示談交渉もスムーズに進みます。
例えば、相手がセンターラインをオーバーして衝突していることが写真で分かれば、0:100で相手の責任を主張することもできます。
保険会社の事故処理は、過去の判例(事例)によって事故の責任割合を決めてゆくため、すべての事故の現場を見ることはしません。通常は当事者の話から事故の実態を推測して、過去の事例に当てはめて事故処理を進めますので、伝え方が悪ければ状況をよく分かってもらえず、自分に不利な結果となることもあります。
自分が当てられたと思う場合には、避けようがない状況であったこと、相手が相当に悪かったことを提示して、証明する必要があります。保険会社の担当者が事故の状況をよく知れば、自分の責任が少なくなることもあります。(挙証責任は、責任がないことを主張するヒトにあります。)
相手と認識が合わない場合は、事故の目撃者の証言などをメモしておくことも重要です。(目撃者の氏名・連絡先を聞いておくこと)
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